2010年05月07日

謝罪受け入れ、再会望む乗客=傷癒えぬ遺族も−西鉄バスジャック10年(時事通信)

 17歳の少年が福岡県で高速バスを乗っ取り、乗客1人を殺害、4人に重軽傷を負わせた「西鉄バスジャック事件」は3日で10年。謝罪を受け入れ、成人した元少年との再会を望む乗客がいる一方、心に深く刻まれた傷がいまだ消えない遺族もいる。
 乗客だった佐賀市の山口由美子さん(60)は、顔や首に切り付けられ、重傷を負った。今も傷跡がほおから鼻の下に残る。しかしバスの中で牛刀を振りかざす少年に、同い年で不登校の娘の姿が重なった。「(社会に適応できない)彼の悔しさ、つらさが分かった」。
 医療少年院に収容中の2005年、3回面会した。「本当に申し訳ありませんでした」。その言葉を心からの謝罪と感じ、うれしかった。2人きりの時、本音を話してくれたと思った。「なぜこんなことをしたのか考えてほしい」と投げ掛けた。
 06年、元少年が退院して1カ月ほどたって手紙が届いた。「報告が遅くなってすいませんでした」。返事を書いたが、2通目は来ず、投げ掛けた問いの答えは聞けていない。「どんな思いで生きてるか。近況も知りたい」。再会を待っている。
 母達子さん=当時(68)=を殺害された同市の塚本猪一郎さん(53)は事件後、家族を立て直すことだけを考えてきた。事件後、長女(24)は生活が荒れ、高校を中退。次女(20)も中学に行かなくなった。「家の中がむちゃくちゃになった。親がすさむと子もすさむ」。家で勉強を見て、食卓を一緒に囲んだ。娘と向き合う日々を重ね、次女は今春、専門学校を卒業。長女も6月にカナダの大学を卒業する。やっと一区切りついた、と思う。この10年、子供がいなかったら家族はばらばらになっていただろう、と振り返る。「昔も今も、心の中から事件のことを消そうと努力している。恨みを言っていたら、家族が崩壊してしまう」。 

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posted by チヨウ ミツアキ at 13:02| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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